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一石一城
こんにちは、本社事業所の中田です。
今年も早いものでもう3月!
花粉症のぼくにはつらい季節でもありますが、明るくいきたいと思います。
さて、今回は本社にある定温倉庫に関係したお話をしたいと思います。
定温(低温)倉庫とは…
1年を通して温湿度を一定に保つことが可能な空調設備のある倉庫のことです。
倉庫内には温湿度管理を必要とするお米が保管されています。
新柏倉庫は創立42年になりますが、このお米の保管からスタートした会社で、いわばお米は当社の起源ともいえます。
昔話ついでに少し話を大きくして、ぼくたちの携わる倉庫業、日本の営業倉庫の起源も考えてみましょう。
実はそのルーツもまた、お米にあったのです!
時は江戸時代まで遡ります。
幕府は蔵屋敷制度なるものを設けて諸藩が領内で生産させた年貢米などを販売する機関として蔵即ち倉庫を利用しました。これにより倉庫制度が構築され、倉庫が物を置くだけの場所から、現在の営業倉庫のルーツともいえる機能を持つこととなりました。
また、江戸時代といえばお米は当時現金の変わりでもあり、権力の象徴でもありました。
時代劇でよく“100万石の大名”など聞くことがありますが、100万石を現在の単位で表すと、
なんと15万トン!!
ちなみに、1石は100升、1,000合に当たり、当時成人1人が1年間に消費するお米の量を指すものでした。
100万石といえば100万人分に当たります…
ぼくも早や29歳(独身)、100万石はきびしいですが、一石一城の主を目指して地道にがんばります!